「AIに漫画を描いてもらいたい」と思ったことはありませんか?
最近、Google Geminiの画像生成機能を使って、心温まる4コマ漫画を作成することができました。今回は「灯台下暗し」をテーマに、フクロウが主人公の可愛い物語を描いてもらいました。
この記事では、Geminiで高品質な漫画を描いてもらうコツと、実際に作成した4コマ漫画をご紹介します。
なぜ「1コマずつ」描いてもらうのか?
最初、私は4コマをまとめて生成してもらおうとしました。しかし、結果は:
- コマ数が指定通りにならない(6コマになったり3コマになったり)
- ストーリーの細部が曖昧になる
- 日本語テキストが不自然


そこで試したのが**「1コマずつ丁寧にプロンプトを送る」**方法です。
1コマずつ描くメリット
✅ 各コマの構図や表情を細かく指定できる
✅ キャラクターのデザインに一貫性が出る
✅ ストーリーの流れを自分でコントロールできる
✅ 修正が必要な場合、そのコマだけ再生成できる
「灯台下暗し」4コマ漫画のストーリー
1コマ目:必死の捜索
メガネをなくしたフクロウが、森中を飛び回って探している。「メガボイ、どにかった!?」という焦りの叫び。木の枝や草むらを必死に探す姿が印象的です。
2コマ目:友達に助けを求める
フクロウがリスとウサギに「メガボ視児かなつい!?」と尋ねます。二匹は「良てなよ」「和でよ知れいな…」と首を振って答えます。フクロウの困った表情が切実です。
3コマ目:疲れ果てた帰宅
夕暮れ時、疲れ果てたフクロウが自分の家に帰ってきます。ランプの下のテーブルに座り、目を閉じて疲労困憊の様子。窓の外には美しい夕焼けが広がっています。
4コマ目:まさかの発見!
フクロウが顔を上げると、なんと目の前のテーブル(ランプの真下)にメガネが!「ここあった!」という驚きと安堵の表情。窓の外からリスとウサギが優しく微笑んで見守っています。
まさに「灯台下暗し」を体現した、温かくてほっこりする物語です。
Geminiへの効果的なプロンプト例
1コマずつ描いてもらう場合、以下のような構成でプロンプトを作ると効果的です:
シンプルな1コマ漫画を描いてください。
テーマ:「灯台下暗し」の4コマ漫画の[コマ番号]
画風:シンプルで温かみのある動物キャラクター、優しい線画
キャラクター:[登場キャラクター]
内容:[そのコマの具体的な描写]
スタイル:白黒または温かみのある色彩、シンプルな線画、1コマのみ
[その他の指示]
漫画の枠線で囲む
ポイント
- 「1コマのみ」と明記することで、余計なコマが生成されない
- キャラクターの表情や動作を具体的に書く
- 背景の雰囲気も指示する(夕暮れ、室内など)
- 画風は一貫させる(全コマで同じ指示)
日本語 vs 英語プロンプト、どちらがいい?
実験の結果、どちらも一長一短でした:
項目 | 日本語 | 英語 |
---|---|---|
指示の伝わりやすさ | ||
日本語テキストの精度 | ||
色彩表現 | ||
コマ数の正確さ |
1コマずつ描く場合は、日本語でも十分高品質な結果が得られます!




まとめ:Geminiで漫画を描くコツ
- 1コマずつ丁寧に描いてもらう
- キャラクターデザインを統一する
- 表情や動作を具体的に指示
- ことわざや寓話など、視覚的に表現しやすいテーマを選ぶ
- 日本語テキストは後から編集してもOK
今回の「灯台下暗し」のように、身近なことわざをテーマにすると、心温まる物語が作りやすいです。
みなさんもぜひ、Geminiで自分だけのオリジナル4コマ漫画を作ってみてください!
次回予告
「急がば回れ」「情けは人の為ならず」など、他のことわざでも漫画を作成予定です。お楽しみに!
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