プロローグ:ようやくスタートラインに立った
Apple Developer Programの登録、申請してホッとしたのもつかの間、土日をはさんで火曜日にメールがとどいた。
住所が日本語でした、修正をお願いします。とのこと・・・
修正してメールで返信。
支払いも完了できて、まさかこれで登録拒否はないだろうなあ。
翌日に、「登録が完了しました」のメールが届いた!まだアプリを公開できたわけではないけれど
なんだか一歩進んだようでうれしい!
教訓。「登録手続きを完了できませんでした」と言われたら、新しいApple IDを作り直した方が早い。過去に失敗した履歴が残っているのか、同じアカウントで何度やっても同じエラー。開発者用に新しいアカウントを作ったら、あっさり通った。
12,800円の年会費を払う覚悟はできていたのに、まさかそこで躓くとは。
ちなみに、iPhoneのApple Developerアプリから登録する方が断然スムーズだった。身分証明書(運転免許証でOK)もカメラで撮影して即送信。ブラウザ版で格闘していた時間は何だったのか。
第一章:App Store Connectとの出会い
登録完了のメールが届いた時の喜びは格別だった。しかし、それはまだ序章に過ぎなかった。
いよいよApp Store Connectへ。 https://appstoreconnect.apple.com
新しく作った開発者用Apple IDでサインイン。画面に「マイApp」という文字。そう、ここが戦場だ。
新規アプリ登録の罠
「+」ボタンを押して「新規App」を選択。フォームが表示される。
プラットフォーム:iOS ← これは簡単
名前:アプリ名 ← これも問題ない
プライマリ言語:日本語 ← 当然
バンドルID:選択する ← ???
バンドルID?選択する?何を?
ドロップダウンをクリックしても、何も表示されない。空っぽ。虚無。
第二章:バンドルIDの旅
ここで気づく。バンドルIDは事前に登録しておく必要があるのだと。
App Store Connectを一旦離れ、Apple Developer Centerへ。 https://developer.apple.com
「Certificates, Identifiers & Profiles」という、いかにも開発者向けっぽいセクションへ進む。
Identifiers(識別子)の登録
- 「Identifiers」をクリック
- 「+」ボタンをクリック
- 「App IDs」を選択 → Continue
- 「App」を選択 → Continue
- ここで入力:
- Description:アプリの説明(例:My Awesome Game)
- Bundle ID:「Explicit(明示的な)」を選択
- Bundle ID欄:
com.example.mygameのような形式で入力
「明示的な」と「ワイルドカード」どっち?
初めて見たとき、正直迷った。でも答えは簡単。通常のアプリは「明示的な(Explicit)」一択。ワイルドカードは特殊用途のみ。
Bundle IDは、Xcodeのプロジェクトで既に設定したもの(com.yourcompany.appnameのような形式)をそのまま使う。
第三章:二つのApple ID問題
ここで新たな問題が浮上。
Mac miniはプライベート用のApple IDでサインインしている。 でも、開発者登録は開発者用の新しいApple IDで行った。
XcodeはどっちのApple IDを使うの?
答え:両方使える!が、アプリを提出するには開発者用で。
Xcodeでの設定
- Xcode → Settings
- 「Accounts」タブ
- 「+」ボタンで開発者用Apple IDを追加
- プロジェクトの「Signing & Capabilities」で、追加したApple IDをTeamとして選択
Mac mini自体のApple IDは変更不要。iCloud、App Store、iMessageなどはそのまま。Xcodeだけが開発者用アカウントを使う。完璧な分離。
第四章:SKUという謎の存在
App Store Connectに戻る。バンドルIDがドロップダウンに表示されるようになった。選択。
次の項目:SKU
SKUって何?
調べてみると、「Stock Keeping Unit(在庫管理番号)」らしい。要するに、App Store Connectの内部管理用の識別子。
重要な事実:
- ユーザーには表示されない
- 自分が管理しやすい名前でOK
- 後から変更できない
適当に mygame001 とか com.example.mygame とか入れておけば良い。深く考えなくて大丈夫。
第五章:アクセス制限という最後の選択
最後の項目:ユーザーアクセス
- アクセス制限なし:全年齢対象(4+)
- フルアクセス:18歳以上限定
カジュアルゲームやツール系アプリなら、「アクセス制限なし」一択。
「フルアクセス」は、ギャンブル、アダルトコンテンツ、過激な暴力表現などを含むアプリ専用。普通のアプリには不要。
エピローグ:「作成」ボタンを押す瞬間
すべての項目を入力し終えた。
プラットフォーム:iOS ✓
名前:アプリ名 ✓
プライマリ言語:日本語 ✓
バンドルID:com.example.mygame ✓
SKU:mygame001 ✓
ユーザーアクセス:アクセス制限なし ✓
「作成」ボタンをクリック。
一瞬の沈黙の後、画面が遷移。
「App Store」「準備中」という文字が表示される。
やった。アプリの箱ができた。
でも、これはまだ始まり。ここから先は、スクリーンショット、説明文、プライバシーポリシー、そして審査という長い道のりが待っている。
まとめ:Apple Developer Program登録後にやること
1. Bundle IDの登録
- Apple Developer Centerで事前登録が必要
- 「明示的な(Explicit)」を選択
com.yourcompany.appname形式で入力
2. Xcodeの設定
- 開発者用Apple IDをAccountsに追加
- プロジェクトのTeamを新しいApple IDに変更
- Mac mini自体のApple IDは変更不要
3. App Store Connectで新規App作成
- プラットフォーム:iOS
- 名前:アプリ名
- Bundle ID:登録したものを選択
- SKU:任意の識別子(管理用、後から変更不可)
- アクセス制限:通常は「アクセス制限なし」
失敗から学んだこと
- ❌ 登録エラーが続いたら、新しいApple IDを作り直す
- ❌ ブラウザで苦戦するなら、iPhoneアプリから登録
- ❌ Bundle IDは事前登録が必要(App Store Connectでいきなり作れない)
- ❌ SKUは後から変更できない(最初から分かりやすい名前を)
次回は、「スクリーンショット作成編」でお会いしましょう。
この戦いは、まだ終わらない。



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