前回のあらすじ
「予期しないエラー(5C0C5EB5)」との死闘の末、文字数を削りまくってようやく申請完了。18名のテスターさんに2週間、審査落ちから34名のテスターさんに2週間も協力してもらった4作目のゲームアプリ
果たして今回は…?
通知が来た
申請から数日後(正確には覚えてない。ドキドキしすぎて時間感覚が狂った)、Google Play Consoleからメールが届いた。
件名を見る勇気がない。
「また落ちてたらどうしよう…」 「34人のテスターさんに何て報告すれば…」 「もう一回アンケート書き直すの…?」
震える手でメールを開く。
「おめでとうございます。アプリが承認されました」
…え?
「おめでとうございます。アプリが承認されました」
マジで!?
勝因分析:何が効いたのか
前回の敗因:
- テスター18名(少なすぎた)
- 関与が少なかった(具体的な指示を出してなかった)
- アップデートをあまりしていなかった
今回の勝因:
- テスター34名(ほぼ倍増)
- 具体的なテスト項目を提示(Discordで細かく指示)
- 15件以上の具体的フィードバック
- 継続プレイの証拠(「毎日プレイしてる」という報告)
- 実際に改善した証拠(フィードバックを反映してアップデート)
- そして300字を大幅に下回る文字数(これ重要)
Google様が求めていたのは:
- ちゃんとテストされてる証拠
- テスターが実際にプレイしてる証拠
- 開発者がフィードバックを活かしてる証拠
- 規定文字数を守る日本語能力(←)
アンケート回答の秘訣
今回学んだGoogle Play審査アンケートの極意:
その1:具体的な数字を入れろ
- 「テスターを増やしました」→ダメ
- 「18名から34名に増やしました」→Good
その2:証拠を示せ
- 「フィードバックをもらいました」→ダメ
- 「15件以上の具体的改善提案、バグ報告3件、」→Good
その3:改善の証拠を見せろ
- 「改善しました」→ダメ
- 「カウントダウン追加、タイマーバグ修正、言語設定保持機能実装」→Good
その4:文字数は少なめに
- 「300字推奨」と書いてあったら230字程度で書け
- 改行は敵
- 箇条書きも敵(文字数を食う)
- 「予期しないエラー」の正体は大体これ
テスターさんへの感謝
4週間も付き合ってくれた34名のテスターの皆さん、本当にありがとうございました。
特に:
- 最高スコアまで到達してくれた方
- 「毎日プレイしてコツをつかんできた」と言ってくれた方
- 「キャラクターに手足を付けてほしい」と言ってくれた方(実装しました)
- 「カウントダウンがあるといい」と言ってくれた方(実装しました)
- 「タイマーが増えてく」というバグを見つけてくれた方(修正しました)
皆さんのフィードバックがあったからこそ、Google審査を通過できました。
かくしてアプリは誕生した・・・
こうして、一度は審査に落ち、「予期しないエラー」と格闘し、文字数の罠にハマり、エラーコード「5C0C5EB5」の意味を永遠に知ることはなかったものの、最終的には審査を通過した開発者がここに一人。
Jump Jump、ついに製品版リリースへ!
(まだ製品版として一般公開はしてないけど)
教訓
Google Play審査で大事なのは:
- テスターの人数とテスト関与
- 具体的な数字による証拠
- フィードバックを反映した実績(アップデートの数)
- 文字数制限を守る能力
特に4番目。これ、ほんとに大事。
「予期しないエラーが発生しました」と言われたら、まず文字数を疑え。これが真理。
おわりに
この戦いで失ったもの:
- 数日間の平穏
- エラー画面を見ることへの耐性
得たもの:
- 文字数制限への畏敬の念
- 34名のテスターさんとの絆
- 次回のための完璧なアンケート回答テンプレート
そして何より:「おめでとうございます。アプリが承認されました」というメールのうれしさ
Jump Jump、近日一般公開予定! (今度こそ本当に)
P.S. 次にアプリを申請する開発者の皆さんへ:文字数は少なめがいいらしい。
コメント