先日、英会話練習アプリ「TalkDojo」をApp Storeに提出しました。
サブスクリプション(月額課金)付きのアプリは初めて。
結果から言うと、
2回リジェクトされて、3回目でやっと承認されました。
TalkDojoって何?
AIと英会話の練習ができるアプリです。
🎤 マイクに向かって英語で話す 🤖 AIが英語で返答してくれる 📊 発音スコアが表示される 👥 6人の会話相手から選べる
初心者コースは無料、中級者コースは月額¥200のサブスクリプション。
「サブスク実装してみたい!」
という軽い気持ちで始めたのが運の尽きでした。
【1回目】いざ提出!
アプリ完成!サブスクも実装した!
意気揚々と提出ボタンをポチッ。
📩 Appleからのメール(1通目)
Guideline 2.1 – Information Needed We cannot locate the in-app purchases within your app.
Guideline 3.1.2 – Subscriptions The submission did not include a functional link to the Terms of Use (EULA).
翻訳すると:
「課金画面が見つからない」 「利用規約へのリンクがない」
2つ同時に来た。ダブルパンチ。
何が起きたのか
問題1:課金画面が見つからない
審査員がアプリ内でサブスクリプションを見つけられなかった。
「え、中級者ボタン押せば出るのに…」
レビューメモに手順を書いてなかった。私のミス。
問題2:利用規約へのリンクがない
サブスク付きアプリには、課金画面に利用規約とプライバシーポリシーへのリンクが必須。
設定画面には置いてたけど、課金画面には置いてなかった。
しかも利用規約にサブスクリプションの説明(価格、自動更新、キャンセル方法)が必要。
知らなかった…
さらに問題発覚
メールの最後に気になる一文。
Account Holder must accept the Paid Apps Agreement.
「有料アプリ契約に署名してください」
App Store Connectの「ビジネス」を見に行くと…
有料アプリ契約:新規 利用規約を確認して同意
署名してなかった。
そりゃサブスク動かないわ。
有料アプリ契約の地獄
「署名するだけでしょ?」と思ったら甘かった。
銀行情報の入力
全部ローマ字。
- 銀行名:MUFG Bank
- 支店名:〇〇 Branch
- 口座名義:△△△
SWIFTコードって何?から始まる調査。
米国納税書類(W-8BEN)
「税法上の米国居住者と見なされますか?」
いいえ。
「Foreign Tax Identifying Number」
マイナンバーのこと?
「租税条約の適用を申請しますか?」
Article 12(1)で0%になるらしい。
完全に確定申告の気分。
新しい機能をつけると初めて遭遇するパターンが出てきて、時間がかかる~~!
修正して再提出
- ✅ PaywallViewに利用規約リンク追加
- ✅ 利用規約にサブスク条項追加
- ✅ App Store説明文にサブスク情報追加
- ✅ レビューメモに手順を詳しく記載
- ✅ 有料アプリ契約に署名
「今度こそ!」
📩 Appleからのメール(2通目)
Guideline 4.0 – Design Parts of the app’s user interface were crowded or displayed in a way that made it difficult to use. Specifically, talking page did not display text fully. Review Device: iPad Air 11-inch (M3)
翻訳すると:
「iPadでテキストが全部表示されてないよ」
何が起きたのか
TalkDojoはiPhone専用アプリ。
「iPadは対象外にしたはずなのに…」
でもiPadユーザーは、iPhoneアプリを「互換モード」で実行できる。
Appleはその状態でも審査する。【これは想像もしていなかった!】勉強になります。
会話のテキストが長いと、吹き出しから切れて表示されていた。
修正内容
swift
Text(message.text)
.lineLimit(nil) // 行数制限を解除
.fixedSize(horizontal: false, vertical: true) // 縦に自然に拡張
iPadシミュレーター(iPad Air 11-inch M3)でテスト。
長いテキストも切れずに表示される。OK!
もう一か所
「サブスクの問題は解決した、iPadの表示も直した」
「これ以上何がある?」
📩 Appleからのメール
Guideline 2.3.7 – Accurate Metadata The app screenshots include references to the price of the app. Specifically: “ずっと無料です!”
翻訳すると:
「スクリーンショットに価格への言及があるよ」
何が起きたのか
スクリーンショットに書いてあった文言:
「ずっと無料です!」
これがダメ。
Appleはスクリーンショットに「無料」「有料」「¥200」などの価格への言及を禁止している。
「無料」もダメなの!?
ダメでした。
修正内容
スクリーンショットを修正:
❌「ずっと無料です!」 ✅「気軽に始められる!」
❌「※有料です」 ✅ 削除
Canvaで修正、再アップロード、再提出。
修正して再提出。
再提出から数日後。
メールが届く。
🎉「TalkDojo」がApp Storeで公開されました
やっと…!!!
今回は、修正箇所は多かったものの、1度に指摘してもらえたのでメールのやり取りが少なくて済んだような気が・・・
もしかして、前回のブログに「一回にまとめて指摘してよ~」って書いたのを読まれた?
まあそんなことはないと思うが!
サブスク付きアプリで学んだこと
1. 有料アプリ契約を先に済ませる
サブスクを実装する前に、App Store Connectの「ビジネス」で有料アプリ契約に署名しておく。
銀行情報や納税書類の入力が必要で、意外と時間がかかる。
2. 課金画面には必須項目がある
- サブスクリプションのタイトル
- 価格
- 期間
- 自動更新の説明
- キャンセル方法
- 利用規約へのリンク
- プライバシーポリシーへのリンク
これ全部必要。
3. 利用規約にサブスク条項を追加
利用規約に以下を明記:
- 価格
- 自動更新されること
- キャンセル方法(iOS/Android両方)
- 返金ポリシー
4. スクリーンショットに価格を書かない
- ❌「無料」「ずっと無料」
- ❌「有料」「※有料です」
- ❌「¥200」「月額200円」
全部ダメ。
価格の話は説明文に書く。
5. iPadの互換モードでも審査される
iPhoneのみのアプリでも、iPadで動作確認される。
レイアウトが崩れないか確認しておく。
6. レビューメモは詳しく書く
審査員がアプリの機能を見つけられないと、そこで止まる。
課金画面への手順は特に詳しく:
1. アプリを起動します
2. 「中級者」ボタンをタップします
3. 課金画面が表示されます
4. 「中級者コースに登録する」ボタンで購入できます
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| 通常 | Small Business | |
|---|---|---|
| 手数料 | 30% | 15% |
年間収益100万ドル以下なら対象。個人開発者ならほぼ確実に該当する。
申し込みは無料で、すぐに適用される。
最後に
サブスク付きアプリの審査は、無料アプリより明らかにハードルが高い?かどうかはよくわかりませんが・・・
でも一度経験すれば、次からはスムーズにいくはず。
これからサブスク付きアプリを出す方の参考になれば幸いです。
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