3月中頃から、住所変更に悩まされている。
Googleplayの方から始めたのに、後から申請したAppleの方が速く解決した。
「本人確認(Identity Verification)が必要です」
私は、この部分をバーチャルオフィスの住所に変更したいだけなのだ。

設定から入り、住所を変更し新しい住所を証明する書類をアップして「送信」。
この時は、個人事業主の開業届の控え、バーチャルオフィスの利用証明書を写真で撮影し、わざわざPDFにして添付した。
1時間もたたないうちに、
「本人確認(Identity Verification)が必要です」このドキュメントは形式対象外だという。
正直、頭が真っ白になった。
Geminiさんに確認すると、AIが自動で判断しているらしい。
どうりで返答が速いはずだ。
それなら、画像でそのまま送った方が良いという。
PDFに変換せず、画像のまま「送信」。
また2時間ほどで、メールが届いた。
「本人確認(Identity Verification)が必要です」
今度は、新住所へ届いた公共料金の領収書、政府が発行する身分証明書などが必要という。
「公共料金の領収書? バーチャルオフィス宛なんて来るわけがない!」
一度は「書類不備」として突き返された私が、最終的にGoogleから**「Good standing(アカウント良好)」**を勝ち取るまでの全記録を、ここに残しておく。
住所入力の推奨形式
Google Playの本人確認フォームには、住所の入力欄に推奨の形式がある。
日本の住所の形式には、「1丁目2番地3号」のような書き方と、「1-2-3」のような書き方がある。
バーチャルオフィスの利用証明書の住所が、
「1丁目2番地3号」のようになっていたために、私はこれに合わせようとし、推奨形式を選択せず入力通りで提出した。
これもどうやら自動ではじかれた原因のようである。
そして、ここには絶対に守らなければいけない鉄則がある。
「提出する書類に書かれている文字と、フォームの入力文字を一字一句一致させること」
全角・半角の違い、スペースの有無、数字の表記(「1」と「1」)——このあたりの1ミリのズレが命取りになる。
Googleの自動審査AIは、書類とフォームの文字列を機械的に照合しているらしい。少しでも違えば、即「不備」として弾かれる。これを私は「文字パズル」と呼んでいる。
提出前に、書類の住所表記とフォームの入力内容を、何度も目視で照合しよう。
正解は、「1丁目2-3」のようにGoogle推奨の形式で入力し、それと全く同じように書かれた書類を提出することだ。
証明書類がない!「クレジットカードの会員画面」を利用する
文字パズルをクリアしても、次の問題が残る。
そもそも「住所を証明する書類」が存在しない。
公共料金の請求書や領収書は、バーチャルオフィス宛には届かない。銀行の通帳もない。住民票は個人の自宅住所になる。
途方に暮れた末に私が目をつけたのが、楽天カードのWEB会員サービス画面だった。
手順
- 楽天カードの会員サイトにログイン
- 「お客様情報の照会・変更」から、登録住所をバーチャルオフィスの住所に変更する
- 氏名と新しい住所が1画面に収まっている状態のスクリーンショットを撮影
- PDFではなく、JPEG/PNG形式で保存する
これをGoogleに提出した。
しかし——案の定というべきか——最初の審査結果は、
「サポートされていないドキュメントです」
という機械的な返答だった。
ここで諦めたら終わり。ここからが本当の勝負だ。
逆転の鍵:サポート担当「Dさん」への直談判
Googleplayコンソールのヘルプ画面から、「サポートチームへのお問い合わせ」からメールをしてみた。
すぐに返信があり、「担当部署を案内しますのでそちらにメールをしてください。ただ英語でしか対応していないのでご了承ください。」とのこと。
自動審査がダメなら、人間に訴えるしかない。
Googleサポートへのメール返信(担当はDさんという方だった)に、以下の内容をGoogle翻訳を駆使し英語で丁寧に伝えた。
- 日本では、バーチャルオフィスに公共料金の書類は届かない。これは日本の制度上の事実である。
- 提出した楽天カードの画面は、日本の主要クレジットカード会社が提供する公式な登録情報照会画面である。
- フォームに入力した氏名・住所と、スクリーンショット内の文字が完全に一致していることを確認してほしい。
- だから、手動で確認してほしい。
感情的にならず、事実と論理だけを並べた。
忍耐の「Additional checks」フェーズ
メールを送ると、ステータスが変わった。
「専門チームによる追加調査(Additional checks)」
メール本文には「Complexity(複雑なケース)」「Prioritized(優先対応)」という言葉が並んでいた。審査が人間の手に渡ったことは明らかだった。
数日間、音沙汰がなかった。
不安で何度もコンソールを確認した。しかし、この待機期間中にも**「クローズドテスト中のアプリのアップデート」は承認され続けた。**
本人確認が保留状態であっても、開発の実態があればGoogleはちゃんと見てくれている——そう実感した瞬間でもあった。
結末:そして「Good standing」へ
数日後、ついにメールが届いた。

「アカウントの状態を良好(Good standing)と確認しました」
スクリーンを見た瞬間、思わず声が出た。
「楽天カードのWEB画面」という、Googleが想定していないであろう非定型の書類でも——論理的に説明し、文字を完璧に一致させていれば、Googleの人は認めてくれる。
それが証明された。
まとめ:同じ壁にぶつかっている個人開発者さんへ
同じ状況で苦しんでいる人のために、要点だけまとめる。
文字パズルを完璧に
全角・半角・スペース1文字の違いも許さない。書類とフォームを何度も目視で照合すること。
推奨形式の「1丁目2-3」のように入力すること。それと全く同じように書かれた書類を用意すること。
代替書類を恐れない
カード会社の登録情報画面でも、正当性をきちんと説明すれば道は開ける。「公式サイトの公式な画面である」という事実は強い武器になる。
最後は「人」に訴える
自動審査で弾かれても終わりではない。サポートとのやり取りで誠実に状況を説明し、手動審査に持ち込むことが逆転の鍵になる。
バーチャルオフィス、住民票なし、政府発行の証明書類なし——三重苦でも諦めなければ、Googleはちゃんと向き合ってくれる。
リリースを続けよう。あなたのアプリを待っているユーザーが、必ずいる。


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